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ハルヒ「ねえキョン、今って自殺が流行ってるわよね?」 キョン「……流行ってるって言い方はどうかと思うが、確かに多いな、近頃」 ハルヒ「……まあ、自殺なんて心が弱い人間のすることよね! 私には関係ないわ!」 キョン「……本当にそうか……?」 ハルヒ「……えっ……?」 キョン「お前は心が強いから、自殺とかおかしなことはしない、そういうことでいいんだな?」 ハルヒ「えっ……ちょ……な、なに? なに急に真面目になって……」 キョン「だそうだ、長門、古泉、朝比奈さん……行こうぜ」 長門「わかった」 古泉・みくる「わかりました」 ハルヒ「ちょ、ちょっと……!? みんな、な、な、なに……!? どういう……」 長門「涼宮ハルヒ、あなたの立ち振る舞いには些か怒りを禁じ得ないものがあった」 みくる「正直、私もです……毎日嫌なことばっかりやらされて……もう疲れました……!」 古泉「気の済むようにしなければしないで、機嫌を害して空気を悪くするなんてのは……いやはや、さすがに堪えるんですよ」 キョン「……そういうわけだ、お前がおかしくなるんじゃないかと思って俺達もお前の気の済むようにしてたんだが 自殺しない強い心を持ってるんなら大丈夫だよな? 俺達はお前から解放させてもらうぞ……じゃあな」 ――ガチャ パタン…… ハルヒ「……え……? あ、あれ……な…………え……?」 ハルヒ「ちょっと……なんで……なんで……よ……? 私……わ、わたし……」 『……もう……疲れました……』 『……俺達もお前の気の済むようにしてた……』 ハルヒ「あ……? ああああ……あっ……うわあああああああああああああ!!!!」 自殺……本当にあなたは、しませんか? ハルヒが校舎の屋上から飛び下りてから、約一ヶ月がたった。 機関の一部の方々が唱えていた『涼宮ハルヒが死ぬ=世界消滅』の説はどうやら間違っていたようだ。 少なくともハルヒが何らかの改変を起こすだろうと思っていたが、全くの無音状態だったのには驚いた。 長く学校を休んでいたかと思ったら、急に登校してきて、教室で一言も喋らないで一人で部室に向かうハルヒ。 その背中を見て、心が苦しくなったようだったのは、多分気のせいじゃない。 元々スレンダーな身体がまた随分と痩せてしまっていて、光の無い目でいつも虚ろに一点を見ていた。 ハルヒとはもう関わらないで済むから、好きな事ができるって浮いてた心がまるで嘘みたいだ。 何をしていてもハルヒのいたSOS団を思い出してしまう。それ以外にやることなんてなかった人間だからだ。 俺達、「元」SOS団は、誰が言うでもなく、いつの間にかお馴染みの部室に舞い戻っていた。 みくる「あ……キョン君……」 古泉「……やっぱり来たんですね」 キョン「ああ……それより……なんで、みんな……?」 長門「恐らく、偶然……私はなんとなく……来た……」 キョン「……そう……か……」 三人「……」 キョン「……ハルヒ、し、死んじまったんだよな……」 古泉「……」 キョン「……俺……俺……もしかしたら……後悔してる……」 みくる「……」 キョン「ま……まさか、あんなことで……死ぬなんて思ってなかった……それに……」 長門「……」 キョン「……それに……今は……あの頃が、そんなに悪くなかったような気がして」 みくる「ダメッッッ!!」 キョン「!!」 みくる「キョン君……ダメだよぉ……! 涼宮さん死んじゃったんだからぁ……!! だから……ダメ……私達はあの部活が嫌で嫌で……だからあんなこと言ったんです……!! し……仕方なかったんですよぉ……!? 自殺するなんて思ってなかった……! そうじゃなかったら……私……!」 キョン「あ……朝比奈……さん……?」 古泉「そう……ですね……僕達は涼宮さんの横暴な行動が嫌で嫌で仕方なかった…… だから結果的に涼宮さんを自殺に追い込んでしまったのも……仕方なかった……確かにそうです……」 キョン「お……おい……古泉まで……俺達はハルヒを殺してしまったんだぞ……! それを……」 長門「結果的には、自業自得……友達のいない涼宮ハルヒが私達を縛りつけた…… 私達はその涼宮ハルヒから離れただけ……殺したんじゃない……離れただけ……」 キョン「……長…………みんな……お、おかしいぞ……? く、狂ってる……絶対狂ってるっ……!! 俺は……俺は……違うっ!!!!」 ――ガチャ バタンッ!! 気が付いたら、思わず部室から飛び出していた。俺は一心不乱に走って、家に帰る道を駆け抜けた。 ……恐ろしかった。人間の責任を回避しようとする様が醜くて、そして、ただただ恐ろしかった。 生きた人間の目じゃない。悪魔の目だった。あの朝比奈さんでさえ、そうだった。 確かに俺達がただ部活を辞めただけだと言えば、俺達がハルヒを殺したんじゃないとはいえる。 確かに言える……けど……それってどうなんだよ……? 人としてやっていいことだったか……!? ハルヒは、死んじまったんだ……いや、否だ……俺達が殺したんだ……! 悪意は無くとも……過失が無くとも……理由が無くとも……! この、気が狂いそうな罪悪感……! 俺は走って走って走って……家の玄関を開けるや否や、階段を駆け抜けて自分の部屋にはいり鍵をかけた。 涙が溢れて、喉が渇いて、心臓が唸って……俺は何かわからない恐ろしさに耐えきれなくなって布団に潜って声を出して泣いた。 何日たっただろうか……まだ俺は、温かいはずの布団の中で震えていた。 ハルヒが死んだことを知っている母親は、俺には何も言わずにただ学校に休みの連絡を入れるのと、飯を持ってきてくれる。 俺は毎晩、ハルヒの夢を見た。ガラスか何かのような、この世とあの世を別ける透明な壁越しに…… ハルヒは何も言わずに虚ろな目をして、唇を僅かに開いたまま、俺を見る…… ……許して……許して……ください……俺はそう思う。それでもハルヒは俺を見る。 助けて……俺は……そんな……ハルヒ……ごめんなさい……ごめんなさい……!!!!!! 俺は もう 限界だった 鶴屋「……ハルにゃんの次は、キョン君……絶対……絶対に……何かおかしいよ……みくる……!?」 ハルにゃんが死んでしまってから約一ヶ月後、キョン君が自分の部屋で首を吊っていたのが見つかった…… 私は涙が流れるより先に、何かある種の不気味な感覚を覚えた…… とっくに解散したSOS団の部室にも、もう誰も訪れない……みくるも、ユッキーも、古泉君も…… 絶対に何かおかしい……これがおかしくないのなら何がおかしいのかわからないくらいに、何か変だ……! そう思った私は、昼休みにみくるを捕まえた。 みくる「わかりません……私……私……ふ、二人とも……死んじゃったけど……わかりません……!」 鶴屋「そんなの嘘だよっ!! 絶対、絶対みくるも皆も何かおかしいよ!! どうしちゃったのさぁ!?」 みくる「知らない……!! わ、私……何もしてない……!! 知らないよぉぉ!!」 ――タッタッ 鶴屋「あっ!! みくるっ!! 待って……!!」 みくる「もう……イヤッ……!! 私誰も殺してない……私何もしてない……わ、私、関係ない……!!」 味方だった人から疑われるのは一番危険……だって普通の人なら踏み込んで来ない領域まで踏み込んで来るから…… みんな私が二人を殺したと思ってる、絶対そうにきまってる、だってあんな鶴屋さん見たことないから……!! 私は何も……してない……してないよ……二人とも勝手に死んだだけ……私、私、私、私…………もう……私……は…… ……嫌になっちゃった、だから、部室に行きます……みんなと話さないと……皆に、なすりつけないと……もう…… みくる「……もう……限界です……」 古泉「……」 長門「……」 みくる「……なんで……みんな平気な顔してるんですか……?」 古泉「……確かに僕達は、殺していないとは言いました……しかし今は違います…… 涼宮さんと一番関係のあった彼が死んだとなると、周囲の人の『涼宮さんの自殺=キョンが原因』という認識も、さすがになりたたなくなってきます……」 みくる「な、なら……なおさら……」 古泉「しかしですね……僕はまだ安全なんですよ……わかりますか……その意味が何か……? 朝比奈さん、自分が今日どこでだれになにを言われたのか考えてみてください……」 みくる「なっ……えっ……?」 古泉「……あなたが鶴屋さんに問い詰められる姿をみんな見てしまったんですよ……みんなにね…… あの温厚そうな二人があれほどまでに言い合うなんて、もしかしたら……なんて考え、浮かびませんか……?」 みくる「そ……そんな……そんなの……」 長門「つまりそういうこと、私達は結果的に二人を殺した……しかし疑われているのはあなた一人……」 みくる「あ……え……? うそ……うそ……だよ……そんな……私……」 長門「そして……」 長門「今、その原因を作った彼女がドアの前で聞き耳をたてている」 やっぱり……やっぱり皆がハルにゃんにキョン君を……信じられない……信じられないけど……こんな…… 私はみくるを問い詰めた後、帰り掛けのみくるの後をつけてみた。 案の定、みくるは部室に向かった。注意深く聞き耳をたててみると、どうやら後の二人もいるみたい。 そこで私は……大変な一言を聞いてしまった…… 『……結果的には私達が二人を殺した……』 やっぱり……やっぱりそうだったんだ……ほんの少しでもそうじゃないっていう希望が欲しかったけど……やっぱり…… だっておかしいもん……ハルにゃんが死んぢゃった時もキョン君が死んぢゃった時も……みくるは私に何も言わなかった…… それっていくらなんでも不自然すぎだよ。あのみくるが、おかしいっておもってたけど信じたくなかった……! ……明日、この事を先生に言おう……それがみんなのため……このままじゃみんな……おかしくなる……私も……おかしくなるよ…… 憂鬱を通り越して絶望な気持ちが心を打つ中、立ち去ろうとしたその時…… 『……ドアの外で聞き耳をたてている……』 ……!! なんで……!? とにかく……逃げ…… ――バァン!! ――ガッ!! 古泉「鶴屋さん、大人しくしてもらいますよ……」 鶴屋「や……やめてっ!! は、は、離してっ!! 助けてぇ!!」 間一髪、すんでの所でした。あんなお節介を焼かなければこんな目に遭わずに済んだのに…… 僕は暴れる鶴屋さんを力で床に押さえつけると、静かになるまで口を手で塞いだ。 みくる「つ、鶴屋さん……どうして……? ま、ま、まさか……聞いて……」 古泉「……その、ようですね……!」 中々しぶとく抵抗していた鶴屋さんも、さすがに床に頭を押さえつけられては、静かにならざるを得なくなりました。 鶴屋「ヒッ……おね……がい……こ、殺さないで……ううっ……ぐすっ……」 少し考え方が突飛している鶴屋さんに、朝比奈さんがおずおずと声をかけました。 みくる「あ、あの……もしかして今の会話……全部……」 鶴屋「ごめん……なさい……盗み聞きして……でもまさか……あ、あんな話だなんて……思わなくて……」 みくる「いいんですっ!! そんなこといいから……お願いっ……!! この事……誰にも言わないで……!!」 会話ムードに入って、さすがに鶴屋さんが逃げ出す雰囲気を消したのを見計らって、僕は拘束を解いて部室のドアの鍵をかけた。 鶴屋「さっ、さっきのこと……本当……なの……?」 みくる「お願い……誰にも言わないで……お願い……!」 鶴屋「あっ……えっ……と……」 鶴屋「……ごめん……みくる……言わないわけには、いかないよ……」 みくる「!?」 鶴屋「だって……このままじゃみんなおかしくなっていくだけだよ……!? ここでスッパリきっちゃったほうが絶対に……グッ……!!」 変な閉塞音にふと振り向くと……朝比奈さんが、鶴屋さんの首を絞めているのが見えました……。 ちょ、ちょっと……みくる……? な、な、なにしてるのかな……? くっ、苦しい……よっ……! 私は、普段のみくるからは想像もつかない力で押し倒されていた。その私のお腹の上にみくるがいて……何故か私の首をつかんでいる…… 鶴屋「み……くる……!? な……あっ……ヒッ……!?」 みくる「だめなんですよぉ……そんなことしたら……私……生きていけなくなっちゃうから……」 鶴屋「み……くっ……!?」 怖い、恐い、恐ろしい……! みくるの目……人の目じゃない……! こんな……こんな……の…… みくる「だめダメ駄目ぇ……えへへへっ……そんなの許さないんだからぁ……」 ……狂ってる……狂ってる……!! 絶対狂って……る……!!!! 息ができない!! 苦しい!! 頭が熱い!! 目の前が、白くなる!! 恐い!! 助けて!! なんで、ただ見てるのっ!? ユッキー!? 古泉君っ!? ……あっ…… みんな……目……なに……? あく……ま…… ――ガクッ 古泉「……やってしまいましたね……これで確定的です……誰もが全ての元凶があなただと思うでしょうね……」 鮮やかな血もない、恐ろしき刃物もない、しかしそこにあるのは死体。朝比奈みくるの造った死体。 みくる「……あ~ぁ……こんなはずじゃなかったのになぁ……」 ゆっくりと朝比奈みくるは立ち上がる。そして朝比奈みくるの体に隠れていた「彼女」の死体が見えた。 みくる「……私ね、私……これからやりたいこといっぱいあるし……なりたいものだってあるし……」 はっきりいって、朝比奈みくるは錯乱気味、もうまともな発言をしていない。 古泉「……とにかく、これで大丈夫ですね。長門さん……? 僕達はもう疑われることはありません」 そう、そしてそれは「僕達」ではない。 長門「既に私は情報統合思念体に私の削除を要請している。観察対象が消えた為、私の存在価値はない、容認まであと数秒。」 古泉「……? ……長門さん……? ……! まさか……!」 長門「お疲れさま、私もこの生き物の死の螺旋から抜けさせてもらう。あとは宜しく……さようなら」 古泉「なっ……! なんだと……!? 待て!! ……待つんだ!!」 古泉一樹の困惑した顔、いい気味。私はこんな世界を望んではいないから。 「彼」が死んだ時点で私にとって価値のない世界。私が居続ける必要すらない世界。 次に送られる世界に……あなたが……いたらいいのに…… ――サアアァァ なんてことだ……!! 長門有希が消えたってことはつまりだ……証人がいなくなるということだっ!! さっきまでならば、この朝比奈みくるが発狂し殺人を行ったと「二人」で証言すれば信憑性が出てくるため、俺への疑いはほぼなくなる…… しかし今は……違う……! ヒューマノイドインターフェースである長門有希を消すとなると当然、情報統合思念体は不自然な点を世界に残しはしないだろう…… つまり俺達意外の人間の中の「長門有希」が消えているということになるはずだ……! これでは証明ができなくなる……! マズイ、マズイぞ……これは非常にマズイ……! 考えろ……考えろ……!! みくる「ねぇ……古泉くん……」 ほうけていた朝比奈みくるがふと、立ち上がる。 うるさい……! おまえなんかに付き合っていられるか!? みくる「わたし……疲れちゃった……帰ります……未来に……」 …………!? なんだと…………!? みくる「もうイヤだから……帰るね……バイバイ……」 この……!! この……!! この……!! ――ガッ いつの間にか俺は朝比奈みくるの足をつかんでいた。 クソッ!! クソッ!!! クソッ!!!! どうしていつもこうなんだ!? どうしていつも俺なんだよ!? 涼宮ハルヒから始まって、いつでも厄介事のツケは俺に回ってくるんだ!! ――メキ メキ 超能力に目覚めたあの日から、憎くて憎くてたまらなかったアイツがいなくなったらいいと思って…… そう思って『アイツを屋上から突き落とした』のにっ!! どうして俺なんだ!? 俺が何をしたっていうんだ!? 俺がここまで酷い仕打ちをうけるのは何故だ!? ――ガッ ガッ 初めは超能力者というただの労働者、その次は副団長という使い走り、挙げ句の果てには殺人鬼っ!! どうしてこんな人生が俺に訪れるんだっ!! 絶望だっ!! ……俺は……!! ――ゴリッ ゴリッ どうして こんな世界に 生まれたんだ !!!! ――その後 北高で起きた惨劇は随分とニュースになった。 まあそれも仕方がないだろう。なにせ、自殺者を二人出した部活動の女子部員が、部室でその部員の女友達の首を絞めて殺害したんだから。 さらに違う男子部員がその首を絞めた女子部員をパイプ椅子で殴り殺して死体をナイフでバラバラにしたとなれば。 極めつけには、その男子部員も、同じ部室で首つりをして自殺したんだ、ニュースにならないほうがおかしいさ。 今の時代、自殺なんてものが大きくとりあげられているが、実態なんてこんなもんだ。 本当になにげない一言や仕草から始まるもんなんだ。第二次世界大戦にしかり、始まりは何気ないことからさ。 しかし、何気ないことから始まるからこそ、予測がつかない。明日は我が身なんて心配も杞憂じゃないかもしれないんだ。 自殺 あなたは、本当にしませんか? 終わり
https://w.atwiki.jp/wiki3_sister/pages/1024.html
自殺 敵味方全体に2ダメージを与え、 ↓ 状態にする。
https://w.atwiki.jp/aalexicon/pages/75.html
セッションの進行に失敗したGMが、セッション進行中、または終了後によくやる行為。PLもするが頻度は低い。 いつの間にか何事も無かったかのように復活して、またセッションを立てている。 進行中の自殺は、セッションの進行にも影響する事があるので心の内に留めよう! →セッション
https://w.atwiki.jp/gods/pages/34203.html
マロ(2)(麻鹵) 日本神話に登場する百済人。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/62722.html
マロ(5) キリスト教の守護聖人。 11/15の聖人。
https://w.atwiki.jp/mootoko/pages/80.html
【自殺】 悩みに悩んだ喪男が最後に辿り着く楽園 苦しみからの解放ははたしてその人の幸せにつながり得るのか 目下議論中である
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20302.html
登録日:2010/11/12(金) 20 38 15 更新日:2023/10/29 Sun 09 16 21NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 えけけけけ!! ちんぺーLOVE キチガイ クレージー 元祖!浦安鉄筋家族 全米感動映画のモデル 勝負服は赤いワンピース 墓荒らし 変人 変人奇人 シングルマザー 岡村明美 強さのインフレの被害者 東條加那子 毎度!浦安鉄筋家族 浦安鉄筋家族 無職 超人 鬼婆 仁ママ CV:岡村明美(旧アニメ)・東條加那子(新アニメ) 仁ママ(じんまま)は浜岡賢次の漫画作品「浦安鉄筋家族シリーズ」の登場人物。 その名の通り、主人公・小鉄の親友である土井津仁の母親で、同作を代表する名物キャラクターの一人。 初登場は無印第5話。 無印時代の登場人物紹介では「変人だ!!」と云うとんでもない記述をされていた。……が、全くその通りなので救いようがない。 【人物】 夫が自殺し、一人息子の仁を連れて浦安にやってきた。 当初は貧乏より不幸を売りにしたキャラクター造形がなされていたのだが、仁のレギュラー定着に伴い、仁親子の描写も不幸さよりも貧乏に主題を置いたものへ変化。 現在まで、貧乏生活の中で(よくも悪くも)したたかに生きる姿が描かれ続けている。 性格はかなりエゲツなく、意地汚い上にガメつい。 また、自己主張、自己顕示欲が強い面も見られ、常に騒動の大元になる。 小鉄らからは保護者として見られておらず、「仁ママ」という呼称も、大人に対する敬称ではなく、同格の相手に対するあだ名のようなものである。 生きるために実質的な犯罪行為にも手を染めており、コンビニでレトルトカレーの中身のみを吸い出して元に戻したり、墓地の隣に住む事からお供え物を日常的に盗んだりしている描写があり、指摘されても逆ギレするか、しれっとした態度で開き直る事が多く、その態度が周囲の反感を呼ぶ事も多い。 貧しいながらもおしゃれに気を使う心はそれなりに残っているようで、作中ではチョークの粉を白粉、クレヨンを口紅として使う姿を度々見せている。 仁はジーンズやデニムに強い拘りを持っているが、仁ママは赤いハイヒールに拘りを持つ。 勝負服は同じく赤いワンピースで、授業参観の準備にそれを用意していたのを見た仁が本気を感じ取り、戦々恐々とし、全力で阻止に乗り出したほど。 ちんぺー(後述)の興味を引くためにちんぺー好みのゴージャス美人に化けるなど、意外と研究や努力を惜しまない面がある。 「毎度」からはややまともな一面も見られるようになり、これまで通り争うこともあるが仁のために働いたり仁の友達を保護するなど、普通に"仁のお母さん"としての出番も増えた。特に父の日には仁のために父親の仮装をし、小鉄やのり子らを感涙させた。 【通販】 仁親子が貧乏なのは、実は仁ママが働かないからであり(無印初期には「働くのはまっぴらゴメン」と吐き捨てるシーンさえあった)、貧乏に貧乏を重ねるという悪循環にある。 しかし物欲だけは人一倍で、お金もないのに豪華な食事や買い物をしたがる。無印後半からは「金もないのに通販にハマっている」という設定も加わった(通販自体はそれ以前にも利用している)。 仁によれば、代金の支払いを巡り複数の通販会社とトラブルになっているらしく、普段から母親の行状に頭を悩ませている仁をさらに苦しめる結果になってしまっている。 土井津家にとってあまり使い道のない物を機能の面白さから衝動買いしてしまうのが特徴で、深夜の通販ではお馴染みの万能ワックスや、大量の壁フック、ペダル開閉式のゴミ箱などを購入、騒動の果てに自ら家を破壊したり重症を負う結果になる。 最近は通販を利用する描写はそんなにない。 【能力】 連載を重ねるに連れ、常人離れした身体能力、それに付随した戦闘能力の持ち主として描写されるようになった。 あっという間に屋根の上へと駆け上がり、細い塀の上を走り抜け、自動車にも追いつくほどの走力を持ち、霊柩車の屋根に跨った姿はまさに「鬼婆」。 鋭利な手足の爪を使って垂直の壁をも登れる他、目標を切り裂く武器や人家に侵入するための合鍵としても使う。 フカヒレを手に入れるべく水中で鮫と戦い勝利、ヒレをもぎ取った事もあった。 しかし、現在の浦安市内には仁ママ以上の戦闘能力を持つキャラクターが多いためか、日常の一コマとして流されてしまっている。 暴れる時には奇声をあげながらの興奮状態でいる事が多いためか、戦闘スタイルは野獣のそれに近い。 【職業】 奇行が原因で仕事をしてもクビになることが殆どだったが、「毎度」では万引きGメンをやっていて、現在もやっているのかは不明だがクビになった描写はない。 【家族・交遊関係】 土井津仁 息子。 絆が深く、大切にしている……と思いきや、お互いにドライに相手の動向を窺っている面も見られ、独特の関係にあると言える。ただ「毎度!」では父の日に父親のいない仁のために父親っぽい仮装をするなど、親としての自覚はある様子。 詳細はリンク先の当該項目を参照。 小鉄軍団 仁がメインキャラである事もあってか、よく絡む。もはや友達と言ってもいい関係。 大沢木順子 言わずと知れた小鉄の母。 本作の主婦の代表格であり、主婦失格の仁ママとの絡みも多い。 腕っ節も仁ママより遥かに強いため、力づくで暴走を止める事もある。 実は(結果的に)仁ママを通販にハメたのは順子。 住職 無印第335話に登場した、隣の墓地を管理している寺の住職。 作者がカンフー映画にハマっている時期のエピソードで、上記のように日常的な墓荒らしをしていた仁ママとワイヤー・アクション的な超絶バトルを繰り広げた。 谷村信司(ちんぺー) 谷村新司のパロディで、仁ママのアイドル。 浦安に来る度に仁ママの被害に遭うため、鬼婆と呼んで恐れている。 代表曲は「昴レオーネ」「少年チャンピオン」。 スピピパーク監督 スティーブン・スピルバーグのパロディキャラ。 晴郎も敬愛するハリウッドの大物で、来日した際に仁に目をつけ新たな映画のモチーフとして連れ去ろうとした。 それを仁ママが全力で阻止し、その姿に感動したスピピパークにより、土井津親子が題材として映画化された。 タイトルは『ふたり』で、仁ママをモデルとするシングルマザー(メ○ル・ストリープ)が苦労しながらも合衆国初の女性大統領になると云う内容。途中で仁をモデルにした子供が死んでしまうなど、涙腺崩壊必至の感動作だったようである。 小鉄とあかねは内容にツッコんでいたが、のり子と田中(中田)は大泣きしていた。 ちなみに、仁のみをモデルに作ろうとしたのはB級感漂うSFパニック映画。 「えけけけけ!! 追記、修正はあたしがすんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 確か仁が小鉄に骨折させられて入院したらみんなが持ってくるお見舞いに味をしめて退院後にもう一回仁の腕を折ろうとしたことがあったな。逆に自分が入院したけど面会謝絶なので誰も見舞いには来なかったけど。あと入院中仁の病院食を全部食べてました。 -- 名無しさん (2013-10-08 15 10 24) 意外と料理上手っぽい描写があった気がする -- 名無しさん (2014-06-18 22 21 52) コイツも春巻同様にどんどん狂人になってる感じがして引いた。 -- 名無しさん (2014-06-18 23 14 36) 色んな意味で、モンスターペアレントという言葉が似合うキャラ -- 名無しさん (2014-07-17 10 10 34) 皮膚に電話番号書いたのはワロタ -- 名無しさん (2014-08-06 12 59 27) ちんぺー「寄るな口裂け女!」 -- 名無しさん (2014-08-20 12 22 56) ↑5 庭の手入れをするタイプの鋏で逃げ出す小鉄の爪を綺麗にカットした事も(散髪は鋏のネジが緩んだせいでトチったが) -- 名無しさん (2014-08-21 18 55 04) ↑7、それよりもっと酷いのが自分が食いたいがために仁の誕生日とか言ってあかねちゃんに出前を奢らせた挙句、出前の皿を返そうとしなかった事 -- 名無しさん (2014-08-21 18 56 23) 崩壊した豪邸を接着剤で修復したのは笑った アニメのハロウィン回がかなり怖い -- 名無しさん (2015-11-07 22 16 02) 父の日回の仁ママの男装(パパ装)がイケメンすぎだった -- 名無しさん (2017-02-20 18 46 15) 仁が可哀想になる…… -- 名無しさん (2020-05-28 00 37 02) ハロウィン回で一つ目の化け物になるのはクソ笑った -- 名無しさん (2021-12-29 21 57 32) 谷村新司氏の訃報でこの人とちんぺーさんが思い浮かんじゃってどういう顔していいのかわからなくなってしまった -- 名無しさん (2023-10-17 15 34 03) ↑御本人のことはサライの人としか知らなかった自分も同じく。ちんぺ〜さ〜ん -- 名無しさん (2023-10-17 16 06 41) 名前 コメント
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マロ(4) キリスト教の守護聖人。 ウェールズ出身のキリスト教聖職者。 養豚業者や遺失物の守護者。 11/15の聖人。
https://w.atwiki.jp/wiki2_nana/pages/16.html
ママの一言で安らぐ。 今楽しいのは、蒼と遊ぶこと。 蒼がいっぱいお話をしてくれるのでママは嬉しいです。 いつも笑顔振り向いてくれるよね。 だから、嬉しいんだよ。 いっぱいの笑顔が嬉しいの。 蒼はかわいいね。 パパに似たのかな。 ママに似てこないね。
https://w.atwiki.jp/bloodplus/pages/519.html
【種別】人名 【CV】きのしたゆうこ 【登場】04話 レイミの働いていたバー「AMAZONESS GOGO」のママ。 ジェイムズいわく「ディーヴァ」のこと。 コメント 番組を知らない人が上の説明を読むと「レイミの働いていたバーのママはディーヴァ」になる -- ↑これでいいかな? -- 犀槇 名前 コメント